【イルカの種類】世界に何種類いる?日本で会える水族館のイルカも紹介

イルカ

「イルカって世界に何種類いるの?」「水族館で見られるイルカの種類は?」「イルカとクジラの違いは?」と疑問に思ったことはありませんか。

結論から言うと、イルカは世界に約40種類が確認されており、日本の水族館ではバンドウイルカやカマイルカなど約16種類のイルカに会うことができます。体長4m以下の小型のクジラ目をイルカと呼ぶのが一般的です。

この記事では、以下の情報をまとめています。

  • イルカは世界に何種類いるのか
  • 水族館で見られる主なイルカの種類と特徴
  • 日本でイルカに会える水族館一覧
  • イルカとクジラの違い・見分け方

イルカの魅力を知って、水族館に出かける際の参考にしてくださいね。

目次

イルカは世界に何種類いる?基本知識と分類

イルカの分類と定義

イルカは哺乳綱クジラ目ハクジラ亜目に属する動物で、肺呼吸をする哺乳類です。一般的に、クジラ目の中で体長が約4m以下の小型種を「イルカ」、それ以上の大型種を「クジラ」と呼び分けることが多いとされています。ただし、イルカとクジラの間に生物学的な明確な境界線は存在せず、あくまで慣習的な呼び分けとなっています。イルカ科(マイルカ科)に分類される種が最も多く、ほかにネズミイルカ科やカワイルカ科に属する種もいます。このように分類方法によって「イルカ」の定義は異なるため、種類数にも幅があるのが実情です。

世界のイルカの種類数

世界に生息するイルカの種類数は、分類方法によって異なりますが、一般的には約36〜40種類とされています。最も多様性に富むのがマイルカ科で、バンドウイルカやカマイルカ、ハナゴンドウなど多くの種が含まれます。また、ネズミイルカ科には6種ほどが分類されており、カワイルカの仲間も4〜5種が知られています。新種の発見や分類の見直しにより種類数は変動することがあり、近年もDNA解析によって従来は同種とされていたイルカが別種に分けられたケースがあります。南極から熱帯まで、世界中の海や一部の淡水域に広く分布しているのが特徴です。

日本の水族館で見られるイルカの種類数

日本国内の水族館で観察できるイルカは約16種類とされています。もっとも多く飼育されているのがバンドウイルカで、全国の多くの水族館でイルカショーの主役として活躍しています。次いでカマイルカ、シロイルカ(ベルーガ)、オキゴンドウ、ハナゴンドウ、スナメリなどが代表的です。水族館によって飼育している種類は異なるため、お目当てのイルカがいる場合は事前に確認しておくとよいでしょう。また、シャチもイルカ科に分類される種ですが、体長が大きいためクジラとして紹介されることもあります。日本では名古屋港水族館や鴨川シーワールドなどでシャチに会うことができます。

イルカの生息地と分布

イルカは世界中の海に広く分布しており、北極圏から熱帯地域まで非常に幅広い環境に適応しています。日本近海にも多くのイルカが生息しており、バンドウイルカは太平洋側の沿岸部でよく見られます。カマイルカは北太平洋の温帯域に多く、冬から春にかけて日本沿岸に近づくことがあるとされています。また、アマゾンカワイルカやガンジスカワイルカなど、淡水域に生息する珍しい種類も存在します。日本近海では、御蔵島(東京都)や天草(熊本県)などで野生のイルカと出会えるスポットが知られており、ドルフィンスイムやホエールウォッチングのツアーも人気を集めています。

イルカの身体的特徴と能力

イルカに共通する身体的特徴として、流線型の体、背びれ・胸びれ・尾びれを持つこと、ツルツルとした皮膚、多くの種に見られるクチバシ(吻)などが挙げられます。泳ぎの速さは種類によって異なりますが、バンドウイルカで時速約30〜50km、一部の種では時速60km以上に達するとされています。また、エコロケーション(反響定位)という能力を持ち、超音波を発して周囲の状況を把握することができます。知能が非常に高く、仲間同士で複雑なコミュニケーションを行い、道具を使う行動も観察されています。こうした高い社会性と知能が、水族館でのトレーニングやショーを可能にしているのです。

水族館で人気のイルカの種類【前編】

バンドウイルカ(ハンドウイルカ)

バンドウイルカは日本の水族館でもっとも多く飼育されている種類で、イルカショーの定番です。英名は「Bottlenose dolphin」で、上下に大きく突出した吻部(くちばし)が瓶の首のように見えることが名前の由来とされています。体長は約2.5〜4m、体重は150〜300kgほどで、灰色の体に口角が上がったような表情が特徴的です。人に慣れやすく好奇心が旺盛で、遊ぶことが大好きな性格のため、トレーナーとの息の合ったパフォーマンスが魅力です。寿命は約40〜50年と比較的長寿で、世界中の温帯から熱帯の海に広く分布しています。

項目 バンドウイルカの情報
英名 Bottlenose dolphin
体長 約2.5〜4m
体重 約150〜300kg
寿命 約40〜50年
特徴 人懐っこく好奇心旺盛。ショーの主役として大活躍

カマイルカ

カマイルカは、背びれが鎌(カマ)のような形をしていることが名前の由来です。英名は「Pacific white-sided dolphin」で、体側面の白いラインが特徴的です。体長は約1.7〜2.5m、体重は75〜100kgほどとバンドウイルカよりも小柄ですが、アクロバティックなジャンプが得意で、ショーでは空中での回転やダイナミックな跳躍が見どころとなっています。北太平洋の温帯域に生息しており、日本近海にも生息しています。群れで行動する社会性の高い種類で、数十頭から数百頭の大きな群れを形成することもあるとされています。白と黒のコントラストが鮮やかで、見た目の美しさでも人気があります。

シロイルカ(ベルーガ)

シロイルカは英名を「Beluga whale」といい、真っ白な体が最大の特徴です。体長は約3〜5.5m、体重は700〜1,600kgとイルカの中ではかなり大型で、正確にはクジラに分類されることもありますが、水族館では「シロイルカ」として紹介されることが一般的です。北極海やその周辺の寒冷な海域に生息しており、厚い脂肪層で寒さから身を守っています。頭部が柔らかく変形するため、表情が豊かに見えるのが特徴で、「海のカナリア」とも呼ばれるほど多彩な鳴き声を出すことで知られています。日本では名古屋港水族館や鴨川シーワールド、八景島シーパラダイスなどで会うことができます。

オキゴンドウ

オキゴンドウ(沖巨頭)は体長約4〜6mの大型のイルカで、全身が黒色の体色が特徴です。英名は「False killer whale」で、シャチ(Killer whale)に似た体型をしていることが名前の由来とされています。性格は比較的穏やかで人に慣れやすく、水族館ではトレーナーと一緒にショーに出演することもあります。大きな体でダイナミックなジャンプを見せてくれるのが魅力で、水しぶきの迫力は観客を圧倒します。世界中の温帯から熱帯の海に広く分布しており、日本近海でも目撃されることがあります。飼育している水族館は限られますが、出会えたら貴重な体験となるでしょう。

水族館で人気のイルカの種類【後編】

ハナゴンドウ

ハナゴンドウは体長約2.5〜4mのイルカで、成長するにつれて体に白い傷跡のような模様が増えていくのが最大の特徴です。これは仲間同士のコミュニケーションや捕食活動の際についたもので、年長の個体ほど白い模様が多くなるとされています。英名は「Risso’s dolphin」で、丸みのある頭部とクチバシがほとんどない独特のフォルムが特徴的です。水族館ではバンドウイルカほど多く飼育されていませんが、その独特の外見と穏やかな性格で根強いファンがいます。日本近海にも生息しており、太平洋側の沖合で群れが観察されることがあります。

スナメリ

スナメリは体長約1.5〜2mの小型のイルカで、背びれがないのが最大の特徴です。ネズミイルカ科に分類され、丸い頭と小さな体がとても可愛らしい見た目をしています。日本では瀬戸内海や伊勢湾、東京湾などの浅い沿岸域に生息しており、比較的身近な海に暮らすイルカといえます。性格はおとなしく、バンドウイルカのような派手なジャンプは得意ではありませんが、水面近くをゆったりと泳ぐ姿に癒される方が多いとされています。日本では鳥羽水族館やしまね海洋館アクアスなどで飼育されています。絶滅が心配される地域もあり、保全活動が進められています。

マダライルカ

マダライルカは体に斑点(まだら)模様があることが名前の由来で、英名は「Pantropical spotted dolphin」です。体長は約1.7〜2.5mで、成長とともに体の斑点が増えていくのが特徴です。熱帯から亜熱帯の外洋に広く分布しており、数百頭もの大群を形成することがあるとされています。泳ぎが速く活発な性格で、船のそばで並走して泳ぐ「バウライディング」と呼ばれる行動も見られます。日本の水族館で飼育されることは少ないですが、沖縄近海ではホエールウォッチングで出会える可能性があります。斑点模様の美しさが魅力のイルカです。

イロワケイルカ(パンダイルカ)

イロワケイルカは白と黒のツートンカラーがパンダを連想させることから「パンダイルカ」とも呼ばれる可愛らしいイルカです。体長は約1.3〜1.7mと小型で、南米大陸の先端付近やフォークランド諸島周辺の冷たい海に生息しています。日本では鳥羽水族館や仙台うみの杜水族館で飼育されており、その白黒の美しい模様と小さな体が人気を集めています。泳ぎは非常に速く、水面をジグザグに跳ねるように進む姿が特徴的です。飼育が難しいイルカとしても知られており、国内で見られる水族館は限られているため、出会えたらぜひじっくり観察してみてくださいね。

💡 豆知識

イルカ科の中で最大の種は実はシャチ(オルカ)です。体長は最大約9mにもなりますが、分類学的にはマイルカ科に属するため、広い意味ではイルカの仲間といえます。

イルカとクジラの違い・見分け方

大きさによる呼び分け

イルカとクジラの最も一般的な見分け方は「大きさ」です。一般的に体長約4m以下の種を「イルカ」、それ以上の種を「クジラ」と呼ぶことが多いとされています。ただし、これはあくまで慣習的な呼び分けであり、生物学的に厳密な基準ではありません。たとえば、シロイルカ(ベルーガ)は体長5m以上になることもありますが「イルカ」と呼ばれますし、コビレゴンドウは体長5m以上で「クジラ」と呼ばれることもあります。分類学的にはイルカもクジラもすべて「クジラ目」に属しており、同じ仲間です。英語圏でも「dolphin」と「whale」の境界は曖昧で、呼び名は文化や慣習によって異なります。

ハクジラとヒゲクジラの違い

クジラ目は大きく「ハクジラ亜目」と「ヒゲクジラ亜目」の2つに分けられます。イルカはすべてハクジラ亜目に属しており、歯を持っているのが特徴です。一方、ザトウクジラやシロナガスクジラなどのヒゲクジラ亜目は、歯の代わりにクジラヒゲ(ひげ板)を持ち、プランクトンやオキアミなどの小さな生き物をこし取って食べます。ハクジラ(イルカを含む)は魚やイカなどを捕まえて丸飲みする食性で、エコロケーション能力を持っているのも大きな特徴です。ヒゲクジラにはエコロケーション能力がないとされており、この点でも両者は大きく異なります。

シャチはイルカ?クジラ?

「海の王者」とも呼ばれるシャチ(オルカ)は、分類学的にはマイルカ科に属しており、広い意味ではイルカの仲間です。しかし、体長は最大約9m、体重は最大約6tにもなる大型種のため、「クジラ」として紹介されることも少なくありません。英名の「Killer whale」にも「whale(クジラ)」が含まれていますが、実際にはイルカ科です。日本では名古屋港水族館と鴨川シーワールドでシャチを飼育しており、ダイナミックなパフォーマンスが大人気です。イルカの知能の高さとクジラの迫力を兼ね備えた存在として、水族館の看板スターとなっています。

ゴンドウクジラはイルカの仲間

「クジラ」と名前がつくものの、実はマイルカ科に分類されるのがゴンドウクジラの仲間です。ハナゴンドウ、コビレゴンドウ、オキゴンドウなどがこのグループに含まれます。体長は3〜6mで、イルカとクジラの中間的な大きさですが、分類上はイルカ科に属しています。このように、名前に「クジラ」がついていてもイルカの仲間であるケースや、逆に「イルカ」と呼ばれていてもかなり大型の種があるなど、呼び名と分類は必ずしも一致しません。水族館では「イルカ」「クジラ」の表記が施設によって異なることもあるため、気になる方は分類を確認してみると面白い発見があるかもしれませんね。

日本でイルカに会える水族館【東日本編】

鴨川シーワールド(千葉県)

千葉県鴨川市にある鴨川シーワールドは、日本を代表する海のテーマパークです。バンドウイルカのほか、シャチやシロイルカ(ベルーガ)にも会うことができる数少ない施設として知られています。シャチのパフォーマンスは国内トップクラスの迫力で、大量の水しぶきが観客席まで飛んでくることも。イルカショーも充実しており、バンドウイルカの華麗なジャンプと高い芸は必見です。ベルーガのパフォーマンスでは、その多彩な表情と鳴き声を楽しむことができます。アクセスは東京から特急で約2時間とやや遠方ですが、訪れる価値は十分にある施設です。

八景島シーパラダイス(神奈川県)

横浜市にある八景島シーパラダイスは、水族館と遊園地が一体となった複合施設です。バンドウイルカやシロイルカ(ベルーガ)に会えるほか、イルカとのふれあい体験プログラムも充実しています。「ふれあいラグーン」ではイルカに直接触ったり、エサをあげたりする体験が人気です。また、海上を背景にしたイルカショーはロケーションも抜群で、開放感のある演出が魅力となっています。横浜シーサイドライン「八景島」駅からすぐとアクセスもよく、都心からの日帰りお出かけスポットとしても人気があります。

仙台うみの杜水族館(宮城県)

仙台うみの杜水族館では、バンドウイルカのほか、珍しいイロワケイルカ(パンダイルカ)を飼育しています。白と黒のツートンカラーが特徴的なイロワケイルカは、国内で見られる水族館が限られているため、貴重な展示として注目されています。イルカ・アシカのパフォーマンスも毎日開催されており、家族連れやカップルに人気のスポットです。三陸の海を再現した展示も充実しており、東北地方の海の豊かさを学ぶことができます。仙台駅からバスでアクセスでき、仙台観光のひとつとして立ち寄りやすい立地です。

新江ノ島水族館(神奈川県)

湘南・江の島にある新江ノ島水族館(えのすい)は、相模湾を背景にしたイルカショーが名物です。バンドウイルカやハナゴンドウが在籍しており、海を背景にダイナミックなジャンプを披露する姿は圧巻の一言です。「きずな」や「ドルフィンフォト」など、イルカとの距離が近いプログラムも用意されています。クラゲの展示でも有名な水族館で、幻想的なクラゲファンタジーホールは写真映えスポットとしても人気です。小田急線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分とアクセスが良く、江の島観光と合わせて楽しめます。

日本でイルカに会える水族館【西日本編】

名古屋港水族館(愛知県)

名古屋港水族館は、日本最大級の延べ床面積を誇る水族館です。バンドウイルカのほか、シャチやベルーガ(シロイルカ)にも会える、国内有数の施設として知られています。特にシャチの飼育は日本では非常に珍しく、大きな水槽でシャチのパフォーマンスを間近で観覧できるのは大きな魅力です。イルカのパフォーマンスは北館のメインプールで行われ、日本最大級のプールで繰り広げられるダイナミックな演技は迫力満点です。地下鉄名港線「名古屋港」駅から徒歩約5分とアクセスも便利で、名古屋観光のおすすめスポットのひとつです。

鳥羽水族館(三重県)

三重県鳥羽市にある鳥羽水族館は、飼育種類数日本一を誇る水族館です。バンドウイルカのショーはもちろん、スナメリやイロワケイルカ(パンダイルカ)など、他の水族館ではなかなか見られない種類にも出会えるのが魅力です。特にスナメリは背びれがない独特のフォルムが可愛らしく、水槽の前でじっくり観察するファンが多いとされています。鳥羽水族館はジュゴンの飼育でも世界的に有名で、海の哺乳類に関する展示が非常に充実しています。伊勢志摩観光と合わせて訪れる方が多い人気の施設です。

アドベンチャーワールド(和歌山県)

和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドは、パンダで有名ですが、イルカとのふれあい体験も充実しています。バンドウイルカやカマイルカのショーが楽しめるほか、イルカと一緒に泳ぐ「ドルフィンスイム」や、イルカにタッチできる体験プログラムが人気です。ビーチに面した開放的なプールで行われるイルカショーは、南紀の美しい海を背景にした絶好のロケーションが魅力です。サファリワールドやパンダの見学と合わせて、一日中楽しめるテーマパークとなっています。

海遊館(大阪府)

大阪市にある海遊館は、世界最大級の水族館として知られています。カマイルカやイルカの仲間を飼育しており、巨大な太平洋水槽ではジンベエザメとともに泳ぐイルカの姿を観察することができます。海遊館ではショー形式のパフォーマンスは行われていませんが、自然に近い環境で暮らすイルカたちの姿をじっくり観察できるのが特徴です。大阪メトロ「大阪港」駅から徒歩約5分とアクセスがよく、大阪観光の定番スポットとして年間を通じて多くの来場者が訪れています。天保山マーケットプレースと隣接しているため、ショッピングやグルメも楽しめます。

📌 名古屋近郊でイルカに会える水族館

・名古屋港水族館(名古屋市):シャチ・ベルーガ・バンドウイルカ
・鳥羽水族館(三重県鳥羽市):スナメリ・イロワケイルカ・バンドウイルカ
・南知多ビーチランド(愛知県美浜町):バンドウイルカのふれあい体験

野生のイルカに出会えるスポット

御蔵島(東京都)

伊豆諸島のひとつである御蔵島(みくらじま)は、野生のミナミハンドウイルカと泳げるドルフィンスイムの聖地として知られています。島の周辺海域には約150頭ほどのイルカが生息しており、高い確率で野生のイルカと出会えるとされています。ドルフィンスイムのシーズンは3月〜11月頃で、ウェットスーツを着用して海に入り、自由に泳ぐイルカたちと一緒に海中を漂う体験ができます。ただし、御蔵島へのアクセスは東京から船で約7.5時間と時間がかかり、天候によっては欠航することもあります。事前にツアーの予約が必要なので、計画的な準備が大切です。

天草(熊本県)

熊本県天草市では、野生のミナミハンドウイルカを間近で観察できるイルカウォッチングが人気です。天草の海域には約200頭ものイルカが定住しているとされており、遭遇率は90%以上ともいわれています。船に乗って沖合に出ると、群れで泳ぐイルカたちの姿や、水面から飛び出すジャンプを観察できることがあります。ツアーは通年開催されていますが、春から秋にかけてのシーズンが特に人気です。天草は世界文化遺産の崎津集落や、新鮮な海の幸が楽しめるグルメスポットとしても知られており、イルカウォッチングと合わせた旅行プランがおすすめです。

銚子(千葉県)

千葉県銚子市沖では、カマイルカやスジイルカなどの群れに出会えるイルカウォッチングツアーが催行されています。特に春から夏にかけてのシーズンには、数百頭規模の大群に遭遇できることもあるとされています。銚子は関東地方からのアクセスが比較的良好で、日帰りでも参加しやすいのが魅力です。船上からイルカの群れが水面を跳ねる姿を間近で見られる体験は、水族館とはまた違った感動があります。なお、野生のイルカは天候や海況に左右されるため、必ず出会えるとは限りません。ツアー会社の最新情報を確認してからお出かけください。

能登島(石川県)

石川県七尾市の能登島周辺には、野生のミナミハンドウイルカが定住しており、イルカウォッチングが楽しめます。能登島のイルカは数頭〜十数頭ほどの小さな群れで、湾内の比較的穏やかな海域で見られるため、船酔いが心配な方にもおすすめです。夏季にはカヤックやSUPでイルカに接近するアクティビティも人気を集めています。能登島は水族館「のとじま水族館」もあり、イルカのショーを楽しんだ後に野生のイルカウォッチングに参加するという贅沢なプランも可能です。能登半島の美しい自然を満喫しながら、イルカとの出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

イルカの知能と不思議な能力

エコロケーション(反響定位)の仕組み

イルカの最も驚くべき能力のひとつが、エコロケーション(反響定位)です。イルカは頭部の「メロン」と呼ばれる脂肪組織から超音波を発し、その反響音を下顎で受け取ることで、周囲の環境や獲物の位置を正確に把握します。この能力によって、濁った水中や暗い夜の海でも魚を見つけて捕食することが可能です。エコロケーションの精度は非常に高く、数十メートル先にある小さな物体の形状や素材まで識別できるとされています。この能力は軍事技術やソナーの研究にも応用されており、イルカの持つ自然のテクノロジーは現代科学にとっても大きなヒントとなっています。

イルカのコミュニケーション方法

イルカは非常に社会性の高い動物で、仲間同士で複雑なコミュニケーションを行うことが知られています。クリック音やホイッスル(口笛のような音)、パルス音など、さまざまな種類の音を使い分けて仲間と情報をやり取りしています。特に注目されているのが「シグネチャーホイッスル」と呼ばれる個体固有の鳴き声で、人間の名前のような役割を果たしているとされています。また、体を使ったボディランゲージも豊富で、ジャンプ、尾びれで水面を叩く行動、体をこすり合わせる行動などに、それぞれ異なる意味があると考えられています。こうした高度なコミュニケーション能力が、水族館でのトレーニングを可能にしているのです。

イルカの睡眠方法

イルカの睡眠方法は、私たち人間とはまったく異なるユニークなものです。イルカは「半球睡眠」と呼ばれる方法で眠り、脳の左右半球を交互に休ませます。つまり、片方の脳が眠っている間、もう片方の脳は覚醒した状態を維持しているのです。これにより、眠りながらも呼吸のために水面に浮上したり、外敵を警戒したりすることが可能です。完全に眠ってしまうと溺れてしまうため、イルカにとってこの睡眠方法は生存に不可欠な仕組みといえます。水族館でイルカがゆっくり泳ぎながら片目を閉じている姿を見かけたら、それは半球睡眠中かもしれませんね。

イルカの寿命と成長

イルカの寿命は種類によって大きく異なります。バンドウイルカは約40〜50年、カマイルカは約40年、シロイルカは約35〜50年とされています。野生のイルカと水族館で飼育されているイルカでは寿命に差があり、水族館のイルカは天敵がいないことや医療ケアを受けられることから、野生よりも長生きすることがあるとされています。イルカの赤ちゃんは母親の体内で約12か月間育ち、生まれた直後から泳ぐことができます。母親は数年間にわたって子どもに授乳し、泳ぎ方や狩りの方法を教えます。このように、イルカは子育てにも時間と手間をかける動物です。

よくある質問(Q&A)

Q. イルカは世界に何種類いますか?
A. 分類方法によって異なりますが、一般的には約36〜40種類とされています。新種の発見や分類の見直しにより、数は変動することがあります。
Q. 日本の水族館で見られるイルカは何種類ですか?
A. 日本の水族館では約16種類のイルカ(クジラ目の小型種を含む)が飼育されているとされています。バンドウイルカが最も多く、次いでカマイルカ、シロイルカなどが代表的です。
Q. シャチはイルカですか?クジラですか?
A. 分類学的にはマイルカ科に属するため、広い意味ではイルカの仲間です。ただし、体長は最大約9mと非常に大きいため、「クジラ」として紹介されることもあります。
Q. 名古屋近郊でイルカに会えるおすすめの水族館は?
A. 名古屋港水族館(シャチ・ベルーガ・バンドウイルカ)、鳥羽水族館(スナメリ・パンダイルカ)、南知多ビーチランド(バンドウイルカのふれあい体験)がおすすめです。

まとめ:イルカの種類を知って水族館をもっと楽しもう

この記事では、イルカの種類や特徴、日本で会える水族館の情報をご紹介しました。最後に、ポイントをまとめます。

  • イルカは世界に約36〜40種類が確認されている
  • 日本の水族館では約16種類のイルカに会える
  • バンドウイルカが最も多く飼育されており、イルカショーの定番
  • カマイルカはアクロバティックなジャンプが魅力
  • シロイルカ(ベルーガ)は白い体と豊かな表情が特徴
  • シャチは分類上イルカの仲間で、名古屋港水族館などで会える
  • 御蔵島や天草では野生のイルカと泳ぐドルフィンスイムも楽しめる

イルカは種類によって体の大きさや模様、性格、得意な芸もさまざまです。水族館を訪れる際は、「今見ているのは何というイルカだろう?」と種類を意識して観察してみると、新しい発見があるかもしれません。名古屋近郊では名古屋港水族館や鳥羽水族館で多彩なイルカに出会えるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

🔗 公式情報・参考リンク

最新の情報は以下の公式サイトでご確認ください。
名古屋港水族館 公式サイト
鴨川シーワールド 公式サイト
鳥羽水族館 公式サイト

※情報は記事執筆時点のものです。飼育状況やショーの内容は変更される場合がありますので、おでかけ前に各水族館の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

「名古屋のことを調べたいけど、情報がバラバラで分かりにくい…」
そんな声に応えるために生まれたのが『ナゴヤ暮らしの手引き』です。

手続き・届出から、交通アクセス、イベント情報、名古屋の豆知識まで。名古屋で暮らす人・訪れる人の「知りたい」をひとつの場所にまとめてお届けしています。

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